浴槽の水面付近に湯アカが付着しますが、実は金属石ケン(石ケンカス)で、この金属石ケンが湯アカの主なものです。 金属石ケンは、水に溶けずに粘着性がありますから、浴槽、洗面器、タイルの目地に付着します。「軟水」は硬度分のない水ですから、浴槽、洗面器などに汚れがつきにくく、ゴシゴシとこすらなくても簡単に取れますから、お手入れがとても楽です。又、お掃除もたびたびしなくてもよくなり、重労働から解放されます。
「軟水」は硬度分がない為に、洗剤の泡立ちがよく、洗浄力が高まり、汚れ落ちがよくなります。 特に、ガラス製の食器や銀食器、グラスなどは輝きが増します。
硬度分を含んだ水は、水アカ、湯アカ(金属石けん)を生成し、キッチンの流しや、ボール(洗いおけ)に付着してぬめり汚れなどを引きおこします。「軟水」はこれらの水アカ、湯アカなどの汚れがつきにくく、キッチンを美しく保ちます。
家庭でよく使われるヤカン、電気ポットなどの電熱機器は、水を沸騰させて使いますから、硬水を使っていると、硬度分が機具の底や側面に白いカス状(スケール)のものが付着して汚らしくなります。この白いカス状のものは、水を沸騰させた時に、硬度分が結晶化して付着したものです。「軟水」は硬度分がありませんので、白いカスは付着しません。
硬水では、水の硬度分が石けん成分と結びついて不溶性の金属石けんと呼ばれる石けんカスを生成します。その為、石けん分がムダに使われ、泡立ちも悪くなります。これは硬度分の多い水ほど石けんがムダに使用されていることになります。キッチン、バス、洗濯などで使う石けん、洗剤の量は、汚れの程度や洗濯物の量にもよりますが、「軟水」を使うことで、より少なくすることができます。 湖や河川の汚れは、生活排水が大きな原因といわれています。「軟水」は石けんや洗剤を節約するだけでなく、湖や河川に流れこむ石けん、洗剤の量を少なくすることができます。
料理や煮炊き物に軟水を使用しますと、浸透力の強さで煮炊き上がりの時間が早く、出来上がりも柔らかく新鮮で、香り高いその味に新しい喜びも発見されることでしょう。
ご飯が白く、おいしくなります。また、翌日までジャーに入れておいても臭いが少なくなります。
お茶が美味しく香りも良くなります。 洋酒の水割りもおいしくなります。